小さな宇宙とつながる夏至の過ごし方|エネルギーを整える3つのヒント
2025年6月21日。今日は「夏至」。
1年でいちばん太陽のエネルギーが地上に降りそそぐ日です。
昼が長く、夜が短いこの日は、自然界も、そして私たち人間の内側も、もっとも“陽”のエネルギーに満ちあふれる瞬間。
心の奥にある小さな灯火――“魂の光”にも、そっと火が灯るような、生きる力が静かに湧きあがる節目でもあります。
暦のうえでは、夏至は「陽の極み」であり、「陰の始まり」。
この日を境に、太陽の滞在時間は少しずつ短くなり、自然界のエネルギーは外側から内側へと向きを変えていきます。
つまり、行動・発信・挑戦といった外に向かう力から、「内省」「整える」「深める」といった、
自分の内面に向き合う時間へのシフトが始まるとき。
季節が移り変わるように、私たちの心や体、そしてエネルギーにも「節目」がある。 それを感じ取り、調整していくことは、
古来から自然とともに生きてきた人々にとって、ごく自然な“暮らしの知恵”だったのかもしれません。
実際、夏至は世界各地で
「太陽の再生」「魂の浄化」「豊穣への祈り」などと結びついた神聖な日として扱われてきました。
石や火、水、花など、自然のエレメントを使った祭りや祈りの儀式が今も続く場所もあります。
太陽とわたし、自然とわたし。 その“つながり”を思い出すことが、 この特別な日の意味なのかもしれません。
夏至の日におすすめするエネルギーを整える3つのヒント
① 太陽の光を「浴びる」のではなく、「受けとる」
午前中、ほんの数分でいいので、空を見上げて深呼吸してみましょう。
太陽は、ただ明るいだけの存在ではなく、“いまここに生きている”感覚を呼び覚ます存在です。
「私はわたしのままでいい」と、心の太陽に光を差し込むイメージで。
② 余白をつくる。スマホを閉じて、音のない時間を持つ
“光”が強くなりすぎると、私たちは情報に振り回されやすくなります。
この日は何も「しない」時間こそが、未来を整える時間。
短くてもいいので、スマホを閉じて、静かな部屋で目を閉じてみてください。
心が波打たなくなると、本当に大切なことが見えてきます。
③ 未来の自分に手紙を書く
半年後――冬至の頃の自分に宛てて手紙を書いてみましょう。
「今、こんなことを感じている」「こんなふうに進んでいたい」と、未来へのメッセージを綴ることで、
ぼんやりした願いが明確な意図へと変わり、内なるエネルギーが静かに動き始めます。
手紙は封筒に入れて、大切にしまっておくだけでも構いません。
書くという行為そのものが、自分自身と未来をつなぐ、やさしい開運の儀式となります。